yuripinがゆく

yuripin 1994年、宮城県仙台市生まれの大学院生(建築学専攻)。大学在学中に、ベトナム、ウズベキスタン、インド、台湾、香港、マカオ、シンガポール、タイ、インドネシア、マレーシア、オーストラリア、イタリア、チェコを旅する。現在は美学的視点から大学院でイスラム建築の文様に関する研究をしている。写真を撮ることが好き。

【ディズニー第3黄金期は終わらない】シュガーラッシュ:オンラインのネタバレと感想

こんにちは、yuripin(https://twitter.com/yuripin4 )です。

ずっと楽しみにしていた「シュガーラッシュ:オンライン」がついに公開されたので、さっそく観てきました。本記事では、この映画のあらすじと感想についてまとめています。

 

目次

 

1.あらすじ

主人公は、レースゲーム「シュガー・ラッシュ」の名レーサーにしてプリンセスのヴァネロペと、80年代のアーケードゲーム「フィックス・イット・フェリックス」の悪役であるラルフ。2人は大親友であり、いつも一緒にいる。昔ながらのゲームセンターの中で、毎日を平和に楽しく過ごしていた。

しかしある日、シュガーラッシュのハンドルが壊れてしまい、ヴァネロペは家と仕事を一度に失ってしまう。落ち込むヴァネロペに心を痛めたラルフは、ハンドルを探しに、まだ見ぬインターネットの世界へ行くことを提案する。無事、オークションサイトでハンドルを見つけた2人。しかし、誤って高額で落札してしまい、24時間以内にお金を稼がなければならなくなってしまう。

ヴァネロペとの楽しい日常を取り戻すため、ラルフは動画投稿サイトに馬鹿げた動画を投稿し続け、なんとか24時間以内にお金を用意する。しかしその頃、ヴァネロペはインターネットの世界で新しい夢を見つけていた。すれ違う2人。そしてこのことがきっかけとなり、インターネット全体を脅かすウイルスが誕生してしまう。

最終的にラルフは、「親友であれば、夢を応援するべきだ」という結論を出す。こうして2人は、親友であり続けながら、別々の世界で生きる道を選択する。

2.2人の関係性が自分と重なる

天真爛漫で行動力があり、夢を追いかけるヴェネロペと、彼女とのこれまで通りの平和で楽しい暮らしのために、一生懸命に動くラルフ。この2人の関係性が、私と彼氏の関係にあまりにもよく似ていて、観ていてとても辛くなった。

私は将来、日本にとどまらず、海外でも働いてみたいと考えている。しかし彼氏は、現在の場所でこれまで通り、2人一緒に幸せに暮らしたいと考えているのだ。

また、ヴァネロペのために自分を犠牲にして一生懸命お金を稼ぐラルフに対し、ラルフの気持ちをあまり考えようともせず、ただただ自分の意思を尊重しようとするヴァネロペの態度も気になる。将来、自分がヴァネロペのような態度を取ってしまわないだろうかと、恐ろしくなる。

3.名コンビはいつだって凸凹

とはいえ、これはヴァネロペとラルフ、私と彼氏に限ったことではなく、世界中の名コンビに起こりうる問題なのではないかとも思う。

思い返せば、名コンビはいつだって凸凹である。

 

TRICKでは、推理力に長け、地位と名誉のない(人心掌握力がない)山田に対し、上田には推理力はないものの、地位と名誉と人心掌握力があった。

タイタニックでは、お金と地位はあるけれども自由のないローズに対し、ジャックにはお金と地位はないけれども、自由があった。

トムとジェリーでは、体が大きいけれども機転のきかないトムに対し、ジェリーは体は小さいけれども機転がきく。

ローマの休日では、世間を全く知らないアン王女に対し、ジョーはマスコミで働き、世の中の酸いも甘いも知り尽くしている。

SexyZoneのふまけんでは、典型的なアイドルである中島健人に対し、菊池風磨にはアイドルらしくない、男らしくやんちゃな雰囲気がある。

ダウンタウンでは、明るくハキハキとツッコミを入れられる浜田に対し、松本はいつも少しはにかみながら、静かな声でボソボソと面白いことを言う。

 

そして行動力があり無鉄砲な私に対し、彼氏には行動力はないものの、冷静に現実に即した成功戦略を組み立てる力がある。

 

4.名コンビが現状の先に行くために

まず第一に、名コンビはなるべく解散すべきではないと思う。そもそもお互いに名コンビと思えるほどの相手なんてそうそういないし、 それをわざわざ捨てるのは愚の骨頂と言わざるを得ない。

そして、お互いに無いものを持っているからこそ、補い合えば、1人では決して届かないようなところまで到達できる可能性があると思う。

 

それでは、名コンビがお互いの違いを乗り越え、現状の先へ行くためにはどうすればいいのだろうか。

 

私は、お互いの絶対に譲れないポイントだけはしっかり尊重しあった上で、あとは相手と話し合い、お互いに折り合いをつけられる地点を探っていく態度が大切だと考えている。このとき重要なのは、お互いが自分の意見を主張するだけではなく、相手の意見にもしっかり耳を傾けることだと思う。

映画の中で、ヴァネロペの絶対に譲れないポイントは「退屈しない環境でレースをすること」であり、ラルフの絶対に譲れないポイントは「ヴァネロペと親友であり続けること」だった。その結果、それぞれ別な場所で生きつつも、頻繁に連絡を取り、親友であり続けるという道を選択したのである。

 

と、ここまで書いてきたが、実際に壁にぶち当たった時、自分自身がここで書いた通りに上手くいけるかどうかは分からない。ただ、私も必ず乗り越えて、ヴァネロペとラルフのように、お互いに夢を叶えていきたいと強く思うのである。

5.現代のプリンセス 

また、昔ながらのプリンセスと、現代のプリンセスであるヴァネロペの対比も面白かった。

映画の中でラプンツェルが、「強い男性に幸せにしてもらったって思われてる?」とヴァネロペに尋ねる場面がある。この質問に対しヴァネロペは、「思われてるけど、なんかむかつくよね〜」というニュアンスの返答をしている(予告編と本編で、訳が変わっている)。

現代を生きる私は、この返事にとても共感した。女性が男性同様に、社会でアクティブに働くことが当たり前となった現代。ディズニープリンセスも時代の変化とともに、思想が変化していくのである。

6.インターネットをリアルな世界にすると

この映画の面白いところは、インターネットをリアルな世界で表現しているところである。

街を歩く人々は、皆、ネットを開いている人間たちの分身である。よく見る怪しいポップアップ広告は「あなたもお金持ちになれる!」という看板を持ち、道ゆく人に手当たり次第声を掛ける人として表現され、検索窓は、「あ」と呟くだけで、「あ」のつく言葉を食い気味に紹介しだす狂気的な人として表現される。巨大の木の上では、青い鳥たちがひっきりなしに呟いている。動画投稿サイトでは、人々が動画の前に集まり、ハートを投げている。

果てしなく続く、未来感のある綺麗な町並み。しかし、少し下に移動すれば、ウイルスを製造するような悪い人もたくさんいる。

 

インターネットの世界をここまで見事に美しく表現したものを観たのは初めてで、非常に新鮮だった。とても面白く、ずっとワクワクした気分で観ることができた。

まとめ

「ディズニー第3黄金期はモアナで終わった」という声も耳にする。しかし私はこの映画を観て、ディズニー第3黄金期はまだ終わっていないことを確信した。ストーリーも世界観の表現も、素晴らしかった。

最近のディズニー社は、過去のヒット作の実写化がお好きなようである。しかし、まだまだ素晴らしい作品を出せるのだから、これからも自信を持って、積極的に新作の制作に取り組んでいって欲しいと思う。

 

 

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映画「シュガー・ラッシュ:オンライン」の感想 #シュガラお題



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