yuripinがゆく

yuripin 1994年、宮城県仙台市生まれの大学院生(建築学専攻)。大学在学中に、ベトナム、ウズベキスタン、インド、台湾、香港、マカオ、シンガポール、タイ、インドネシア、マレーシア、オーストラリア、イタリア、チェコを旅する。現在は美学的視点から大学院でイスラム建築の文様に関する研究をしている。写真を撮ることが好き。

自転車初心者がクロスバイクでアワイチ(淡路島一周)をした話〜1日目〜

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ずっと、アワイチをしたいと思っていた。

そこで自転車初心者ながら、2日間かけて、愛車のクロスバイクとともに淡路島を一周してみることにした。 

アワイチに関するブログは、自転車に乗り慣れているロード乗りが書いたものがほとんどである。しかしこのブログには、「エントリーモデルのクロスバイクに乗る超初心者がアワイチをしたらどうなるのか」が書かれている。当ブログが、アワイチに興味があるサイクリング初心者の方の参考になれば幸いである。

 

目次

 

 

1日目のルート

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ルート

岩屋ポートパーキング(兵庫県淡路市岩屋)→民宿長尾屋(南あわじ市福良乙)

距離:52.5km

最大標高差:454m

平均斜度:全体0.7%、上り5.4%、下り2.4%

日時:2018年11月23日11時40分〜17時15分

1日目の計画のポイント

①GIANTのESCAPE R3というクロスバイクのエントリーモデルに乗っていることと私の体力を考慮し、南あわじ市南東の超ハードな山場は通らず、洲本市から国道沿いを走ることにした。

②自転車は左側通行である。景色の良い海沿いを走りたかったため、時計回りで走ることにした。

 

家から「岩屋ポートパーキング」まで

 家から淡路島までは、輪行袋に自転車を入れ、車に積んで運んだ。

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 岩屋ポートパーキングは、淡路IC近くにある有料駐車場である。駐車場代は2日で1000円と、やや高め。1日で1周できる場合は、温泉施設である美湯松帆の郷の無料駐車場を使い、節約することができる。 

 

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絵島

岩屋ポートパーキングは、観光名所である絵島に隣接している。スタート前にささっと見に行きたかったのだが、この日はあいにく橋が工事中で、見に行くことが出来なかった。「絵島みたかったねえ。」とぼやきながら、私たちは淡路島の南端へ向けて、自転車を漕ぎ出したのだった。

 

 

 

「岩屋ポートパーキング」から淡路島のローカル回転寿司「金太郎津名店」まで

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ルート

この区間は、海沿いの平坦な道が続く。道沿いには観光地や飲食店、スーパーやコンビニ、衣料品店など、様々な店があった。良く言うと便利、悪く言うと、よくある海沿いの田舎町という印象であった。

早く綺麗な景色が見たいなあと思いながら自転車をとばしていると、車道から歩道へ入ろうとした際に、段差でタイヤが滑り、派手に転倒してしまった。同行者や、歩道側にあった飲食店へ入ろうとする車に乗っていた方、ロードバイクで追い越して行くおじさんにとても心配そうに見つめられたが、幸い軽傷で済んだ。しかしこれ以降、私は段差恐怖症になってしまった。

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所有者不在の世界平和大観音

所有者不在の廃墟として有名な世界平和大観音の下で、最初の休憩をとることにした。

この観音さまは淡路島の嘲笑スポットとして有名だが、仙台出身の身としては、故郷にも非常によく似た謎の巨大な観音さまがいるため、なんとなく安心感を覚えてしまう。

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世界平和大観音の前には絶景が広がっていた

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この観音様が見えてくる頃にはお店の数も減り、よくある田舎町ではなく、綺麗な絶景を楽しめるようになっていた。

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こんな景色を見ながら走り続ける

1箇所だけ軽いアップがあったものの、基本的に道は平坦だった。しまなみ海道のようにサイクリストのためにしっかりと整備されている訳ではないが、走りにくさはほとんど感じなかった。

午後の穏やかな日光に照らされた海はあまりにも澄んでおり、走行中にぼんやりと眺めてしまうほどであった。

回転寿司「金太郎津名店」

ちょうどお腹が空いてきた頃に通りかかったこともあり、「淡路島のお魚が食べたい!」と入店した。13時50分頃に入店したのだが、5分程度の待ち時間で席に着くことが出来た。

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淡路牛の握り(1皿500円)

メニューを眺めると、想像以上に淡路産の魚がたくさん使われていた。さらに魚だけでなく、シャリや塩、ポン酢、わかめなども淡路島産のものを使用していた。毎日入荷する鮮魚を使ったあら汁(300円)も、気前よくたくさんのあらが入っており、お店の心遣いを感じた。

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早く食べたくて急いで撮ったため、お椀の位置が逆

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ネタは1枚1枚、厚く切られていた

寿司の味自体は可もなく不可もなく、まずまずであった。レーンを流れているものを取るのではなく、1つ1つ注文したほうがいいかもしれない。

次は何を頼もうかなあと考えながら寿司を堪能していると、突如として同行者が出そうで出ないくしゃみによる変顔を始めた。そしてその時間が止まっているかのような奇妙な表情を、同行者の後ろにいた1歳前後と思われる地元の赤ちゃんが不思議そうにじっと眺めていた。きっと彼にとって、生まれて初めて見る表情だったのだろう。面白い光景だなあと思いながら、私は無言で寿司を頬張っていた。

 この店は、確かに100円回転寿司や普通の定食と比較すれば値は張る。しかし、淡路島や鳴門海峡で獲れた新鮮な魚を手軽に食べることができるという点では、使い勝手が良い店と言えるだろう。

 

回転寿司「金太郎津名店」から「民宿長尾屋」まで

 

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ルート

 金太郎津名店から洲本市街までは店がほとんどなく、山と海に挟まれた大自然の中をひたすら進んで行く。女の子の場合は外で用を足すわけにもいかないので、トイレは津名地区までに済ませておいたほうが良いだろう。

洲本市は淡路島の中心地であり、私が敬愛する写真家、濱田英明さんの出身地でもある。どこにでもあるような住宅地やショッピングモールがある一方で、少し行けばパノラマの大自然が広がっている。走りながら、濱田さんは日常的に綺麗な景色を見ていたからあんなに美しい写真を撮れるのだろうか、などと考えていた。

洲本市の川辺では、夕方の光を受け、すすきがきらきらと輝いていた。道の関係で自転車を止めることが出来ず、逆向きからの写真しか残っていないのだが、揺らめくすすきの輝きに、思わずはっとしてしまった。

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洲本市、青雲北詰交差点にて

洲本市街からは内陸へ入り、福良港へ向けて国道28号線沿いをひたすら走った。この道は交通量が多いため、歩道と車道を行ったり来たりした。

内陸は海辺とは雰囲気がガラッと違う。海辺に比べて生活感に溢れ、人通りも多かった。立ち話をするおばあさんや下校中の中学生とすれ違うと、もしも自分がここに生まれていたらどう暮らしていたのだろう、と、架空の人生を空想してしまう。

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洲本市街からは、国道28号をひたすら進んで行った

標識の「福良まであと◯◯km」の文字と、日没までの時間から、日没までにギリギリ間に合うか間に合わないか、という感じだったのだが、坂道で同行者に(物理的に)背中を押してもらったこともあり、暗くなる前になんとか到着することができた。(正確に言えばこのとき太陽はすでに沈んでいたようなので、”日没”にはギリギリ間に合わなかったことになる)

 

 

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ノスタルジックな雰囲気が魅力的な民宿長尾屋に到着


「民宿長尾屋」で、淡路島の海の幸を堪能

夕食は7時からだったため、私たちはまず宿のお風呂で冷えた体を温め、小1時間ほど昼寝をした。iphoneに叩き起こされ、眠たい目をこすりながら夕食会場へと向かうと、個室にあまりにも豪華な料理が並んでおり、一瞬で目が覚めてしまった。

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今が旬の鯛のお造り

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民宿長尾屋は、鳴門海峡の新鮮な魚をふんだんに使用した、料理が自慢の宿である。せっかくなので、事前に基本プランに1人2000円追加し、旬の鯛の活造り付きコースで予約をしていたのだ。

結果は大正解。新鮮な食材が惜しみなく使用されており、1品1品非常に美味しかった。特に鯛のお造りは歯ごたえがあり、非常に美味しかった。これで1泊2食付き11,000円はとてもお買い得であったと思う。

しかし一方で、設備に関してはいくつか注意点がある。まず、館内にエレベーターが無いことから、客室へは急な階段を登らねばならず、高齢者には負担が重いと考える。また客室内にトイレがなく、いちいち各階にある共用のトイレまで行かねばならないのも、面倒くさく感じる人もいるだろう(ちなみに私はそういうことが気にならないタイプなので、ただただ料理が美味しかった印象が強く、とても満足している)

 ここはあくまで、お金はないが美味しいものを食べたい、若者向きの宿であると踏んだ。玄関内にスポーツサイクルを置く場所も用意されているので、アワイチ中の若者にはぜひともおすすめしたい。

 

食後は「ゆーぷる」という公共の温泉施設へ行こうと自転車を走らせたのだが、街灯のない真っ暗な山道をサイクリングする気になれず、結局宿のお風呂へもう一度入り、2日目の予定を立て、早めに就寝した。

1日目のまとめ

1日目は想像していたよりも疲れず、優雅にサイクリングを楽しむことが出来た。南東の山道を走るかどうかは当日まで未定だったのだが、私の体力では、飛ばして正解だったと思っている。その辺は、自転車のスペックと時間、自分の体力を踏まえて、冷静に考えてみて欲しい。

11月の淡路島は、寒くも暑くもなく、とても走りやすい気候であった。どこまでも広がる澄んだ海を眺めながらサイクリングをし、美味しい海の幸を堪能した、贅沢な1日であった。

 

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