yuripinがゆく

yuripin 1994年、宮城県仙台市生まれの大学院生(建築学専攻)。大学在学中に、ベトナム、ウズベキスタン、インド、台湾、香港、マカオ、シンガポール、タイ、インドネシア、マレーシア、オーストラリア、イタリア、チェコを旅する。現在は美学的視点から大学院でイスラム建築の文様に関する研究をしている。写真を撮ることが好き。

自転車初心者がクロスバイクでアワイチ(淡路島一周)をした話〜2日目〜

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サイクリング中の風景

目次

 

 

2日目のルート

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ルート

民宿長尾屋(南あわじ市福良乙)→岩屋ポートパーキング(兵庫県淡路市岩屋)

距離:58.3km

最大標高差:461m

平均斜度:全体−0.7%、上り2.4%、下り2.3%

日時:2018年11月24日11時30分〜17時20分

2日目の計画のポイント

①GIANTのESCAPE R3というクロスバイクのエントリーモデルに乗っていることと観光もしたかったことから、南あわじ市南西のハードな山場は通らず、福良港から国道沿いを走ることにした。

②自転車は左側通行である。景色の良い海沿いを走りたかったため、時計回りで走ることにした。


福良うずしお朝市

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朝市で作業中のおじさん達

宿を後にした私たちは、”朝一”で”朝市”へと向かった。

福良うずしお朝市は、福良漁協周辺で、毎月第4日曜日の朝8時から12時まで開催されている。屋台には地元でとれた魚・野菜・米など、幅広い食材が所狭しと並び、お祭りの縁日のような雰囲気だった。

 

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新鮮な魚がずらり

 

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試食でもらったしらす干し

そして運の良いことに、この日はテッサとテッチリ、ふぐ雑炊の振る舞いが行われていた。一般的に養殖のトラフグは2年目で出荷されるのだが、福良湾沿岸で1年間長く育った「淡路島3年とらふぐ」は、身がしまり、味が濃厚で、天然物に引けを取らない美味しさになるそう。

 

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10分ほど、テッサとテッチリのために並ぶ

 

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テッサ!!

テッサは確かにとても身がしまっており、プリプリだった。そして、無料でこんなに食べさせてくれる気前の良さにも驚く。テッチリの残りで作った雑炊も、フグの出汁が濃厚にきいていて、目が覚めるほどの美味しさだった。

 

 

G.エルム

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しぼりたて牛乳とブルーベリーヨーグルトのジェラート

淡路島で有名なジェラートのお店、G.エルム。2種類選べて350円とリーズナブルである反面、量がやや少ない。また味は甘めで、人によって好みが分かれるように思う。しかし、内装も外装もとても可愛らしく、雰囲気の良い店であった。

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可愛らしい雰囲気の店構え

G.エルムから鹿野松原海水浴場まで

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ルート

夢中で福良グルメを堪能していたら、気がついたら時刻は11時半を回っていた。G.エルムを出発した私たちはまっすぐ国道28号を北上し、県道31号へと進んだ。

 県道31号線沿いは、広大な農地が広がっていた。昨日の国道28号線沿いとは違い、のどかで牧歌的な風景が続き、心が安らぐ。車通りも信号も少なく、なだらかに下る道であったため、とても走りやすかった。

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鹿野松原海水浴場

鹿野松原海水浴場へは、1時間もしないうちに到着した。 ここは、ゆっくりと時が流れる、大変穏やかな場所であった。子供が木の棒で家を建設していたり、夫婦が2人で手を繋いで散歩をしていたり、サイクリストが1人でぼんやり海を眺めていたりと、皆、思い思いにそれぞれの時間を過ごしていた。

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散歩中の夫婦

また、ここで初めて(ロードではなく)クロス乗りのサイクリストを見かけ、「自分たちだけではないんだ」と、嬉しくなった。

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私たちも、海辺でしばし休憩をした

海水浴場で休憩をしていると、通りすがりの老夫婦に「島一周するの?すごいね。頑張ってね。」と声をかけられた。また途中、同行者に背中を物理的に押されて走っている時も、対向車線を走っていたサイクリストの方が笑顔でガッツポーズをしてくれたりもした。自転車に乗っていると、ただの趣味なのに、通りすがりの知らない方にたくさん応援していただける。この嬉しさは、普通に観光していたらなかなか味わうことのできないものだと思う。


鹿野松原海水浴場からsupremeの壁まで

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この区間では、前日から走ってきたどの区間よりも、壮大な自然が広がっていた。

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このような景色と道路が、永遠と続く

店や民家などの人工物がほとんどなく、「これぞ私が求めていたアワイチだーー!」と、ようやく自分の見たかった景色を見ることができ、もともと昨日から高かった私のテンションは、さらに急上昇した。(ただしその分コンビニなども一切ないため、トイレや食料の補充は、鹿野松原海水浴場周辺までに済ませておく必要がある)
澄んだエメラルドグリーンの海の先には、ぼんやりと小豆島も見える。どこまで行っても壮大で穏やかな景色が続く。そこはまさに、この世の楽園であった。

しかし、上の標高図では分かりにくいのだが、1日目よりも2日目のほうがアップダウンの数が多かった。私は同行者に(物理的に)背中を押してもらったり、先に頂上まで行ってもらったりしながら、マイペースで登った。

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淡路市に入る

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坂を登りきったところにいるお地蔵様

また、このあたりでは、坂を登りきったところにお地蔵様がいることが多々あった。私たちは、お地蔵様にこのサイクリングの無事を祈り、そっと手を合わせた。

 

しばらく進むと、岬の端に突如として真っ赤な壁が現れた。近づいてみると、これまでほとんど見かけなかったオシャレな若いカップルが数組おり、壁の前で写真を撮りまくっていた。私たちはこの壁の存在自体を知らなかったのだが、同年代のカップルたちがキメ顔で写真を撮っているのを見て、急遽自転車を止め、負けじとインスタ映えを狙ってみた。

 

supremeの壁から岩屋ポートパーキング(ゴール)まで

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ルート

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夕日に照らされた山が美しかった

16時50分頃には日が沈むため、この辺りで早くも日が暮れ出した。だんだんと肌寒くなってきたため、同行者はローソンでLチキ旨辛を購入し、エネルギーを補充していた。

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夕暮れのまち

そしてついに、私はこの目で、サンセットラインでサンセットを眺めることに成功した。実は数年前にもここに来たことがあるのだが、悪天候のためサンセットを見ることができず、悔しい思いをして帰ったことがあったのだ。同行者も、ようやく私にここのサンセットを見せることができ、ちょっと嬉しそうだった。

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サンセットラインに沈む夕日

 堤防に腰掛け、堂々と海へ沈んでいく夕焼けを眺めていた。周りには誰もいない。夕日は、この素晴らしい時間が間も無く終わることを暗示しているようで、少し寂しくもなったりもした。

 

日が完全に沈んだことを確認してから、私たちは残りの道を一気に駆け抜けた。そしてついに、クロスバイクで淡路島を1周することに成功した。

 

楽しく自転車を漕いでいただけなのに、なぜだかとても達成感があった。最近あまり感じることのなかった清々しい感覚が、私の全身を駆け巡っていった。

美湯松帆の里

最後に、冷えた体を温めるため、温泉に向かった。この施設では温泉だけでなく、島のグルメも楽しむことができた。

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淡路牛バーガー(450円)

淡路牛バーガーは、バンズは普通であったものの、肉に関しては普通の牛肉よりも味が濃厚で美味しかった。

 

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玉ねぎ天(200円)

淡路島産の玉ねぎを使った玉ねぎ天は、シンプルな料理だからこそ玉ねぎの甘さが引き立ち、満足感の高い一品であった。

 

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焼穴子とじ丼(680円)

焼穴子とじ丼は同行者が食べていたもので、味は不明なのだが、さかんに美味しいと言っていたので、たぶん美味しいのだろう。

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松帆の郷から見える夜景

また、広い露天風呂からは明石海峡大橋が一望できた。美しい夜景を見ながら冷えた体を温めていると、それまでの疲れが一気に吹き飛んで行った。

 

2日目のまとめ

1日目と2日目では、見える景色が全く違った。1日目は田舎の大きな道路沿いという印象の景色だったが、2日目は、ほとんど海と山だけの壮大な大自然であった。また、夕焼けもサンセットラインからしか見ることができないため、サイクリングとしての充実度は2日目のほうが断然高かった。

ゆっくりサイクリングをしていると、車では見落としてしまうようなもの(細かい海の色や、まちの人の表情や声、風など)ををたくさん感じとることができる。 今回のアワイチを通して、自分が求めている旅はこういうものだったのだと改めて認識することができた。これからもマイペースにサイクリングを続けていきたいと思う。

 

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