yuripinがゆく

yuripin 1994年生まれ。大学、大学院では建築学を専攻。国内外の歴史的な建築とイスラム美術、インド美術が得意。卒論は町家の改装について、修論はイスラム建築について。趣味は海外1人旅。

奈良観光で絶対にやってはいけないNG行為5選

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奈良は世界遺産や国宝がたくさんあり、のんびりした美しいまちである。しかし、京都旅行のついでに訪れる方が多く、観光の時間が限られているケースも多い。

そこで本記事では、奈良に6年間住んだ筆者が、限られた時間の中でみなさんの旅がより良いものになるよう、奈良観光で絶対にやってはいけないNG行為を紹介する。

 

1.ベタな奈良観光がしたいのに、JR奈良駅に降り立つ

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「ベタな奈良観光」の定番、東大寺

京都や大阪からJR奈良駅へ行ってしまうのは、ありがちなミスである。しかし奈良観光をするのなら、ホテルがJR奈良駅の近くである場合を除き、絶対にやめたほうがよい。

というのも、東大寺や奈良公園、ならまち、興福寺に春日大社といった主要な観光地はすべて近鉄奈良駅周辺にあり、JR奈良駅周辺には何もないのである。もちろんJR奈良駅からでも歩くことはできるが、近鉄奈良駅へは徒歩20分、そこから奈良公園まで徒歩10分ほどあるので、体力と時間のロスをすることとなる。

ちなみに近鉄奈良駅には行基像という定番の待ち合わせスポットがあり、そこにはなぜかいつも個性的なパフォーマーがたくさんいる(アンデスの音楽を奏でる人や、アヒルの鳴き声を発しつづける人、ろれつの回らない占い師、顔を見てうかんだ文字を書いてくれる人や、カラーコーンを置いて中で走り回っている人など)。観光客は奈良に降り立って一番はじめに、とくに奈良らしくもない様々な個性的なカルチャーが入り乱れる場を見ることとなるが、実はそんな光景も「奈良らしさ」なのである。

 

2.気温をなめる

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若草山から奈良盆地を見おろす

奈良は盆地である。そのため夏は暑く、冬は寒い。とくに冬。東北地方出身の筆者でも、冬の寒さはこたえるものがあった。たとえ東京や大阪が暖かい日でも、必ず奈良の気温をチェックしてから行くことをおすすめする。 なお奈良市内では雪がつもることはほとんどないため、その点は安心していただきたい。

 

3.奈良公園から薬師寺、唐招提寺まで歩く

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薬師寺、唐招提寺のある西ノ京は、奈良公園と同じ奈良市内に存在する。しかし、奈良公園と西ノ京との間にはかなりの距離があるため、絶対に歩いて行くのはやめたほうがよい。

なおレンタサイクルという手もあるが、2地域間はとくに見どころがあるわけでもなく、田んぼやチェーン店があるだけの道のりである。坂道も急だ。薬師寺、唐招提寺へいく際は、おとなしく近鉄線でいくことをおすすめする。

 

4.夜の奈良公園へ1人で行くf:id:yuripin:20200206151139j:image

夜の奈良公園はとてもロマンチックである。提灯がともる二月堂に、眠る鹿、ライトアップされた東大寺など、見どころには事欠かない。しかも昼間とはうって変わって人がほとんどいないため、奈良公園を貸切状態で楽しむことができる。

しかし絶対に、夜の奈良公園に1人で行くのはやめよう。夜の奈良公園は想像以上に暗く人がいないため、非常に怖い思いをすることになる。また万が一何かあった際も、敷地が広大すぎて誰にも助けを求めることができない。怖いけれどロマンチックな夜の奈良公園は、大切な人と2人で行くことをおすすめする。

なお毎年お正月には、先着順で東大寺の鐘(国宝)をつくことができる。凍てつく寒さの中、数時間ほど並ぶことになるが、ついたあとにはきっと、清々しい新年を迎えることができるだろう。

 

5.「夕飯はテキトーにその辺で食べよう」

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夜7時までに閉まるお店がほとんど

奈良は、夜7時までに閉まるお店がかなり多い。奈良らしい町家レストランなどでゆっくりと食事を楽しみたい場合は、必ず事前に予約をしてから行くべきである。

ちなみに筆者のおすすめディナーは、きたまちにある松籟というお店である。落ち着いた古民家で、樹齢300年の松を眺めながら、ゆっくりと奈良の郷土料理のお鍋を楽しむことができる。

 

 おわりに

 
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奈良は、独特の時間がながれるまちである。

したがって、たとえ鹿にかまれようが、夜にお店がほとんど閉店していようが、行基像の前にあやしげなパフォーマーがたくさんいようが、宿泊施設がなかなかみつからなかろうが、ロープも何もはっていない猿沢池に落ちようが、決して怒ってはいけない。

なぜならそこは、奈良だから。

奈良時代にタイムスリップしたと思って、どうか大目に見て、思う存分楽しんでほしい。帰るときにはきっと、浮世離れした、穏やかで美しい世界の虜になっていることだろう。

 

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