yuripinがゆく

yuripin 1994年生まれ。大学、大学院では建築学を専攻。国内外の歴史的な建築とイスラム美術、インド美術が得意。卒論は町家の改装について、修論はイスラム建築について。趣味は海外1人旅。

シェムリアップの激安マッサージ屋には気をつけろ

 

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「マッサージしたいね!」と、友人が無邪気に言った。

ここはカンボジア、シェムリアップ随一の歓楽街、オールドマーケット。私(https://twitter.com/sounds_shick)たちは大学の部活の同期4人で、東南アジア特有の、活気の中にどこか懐かしさを感じる街を歩いていた。

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シェムリアップ随一の歓楽街、オールドマーケット

オールドマーケットには、いたるところに激安(30分300円とか)のマッサージ屋がある。早速マッサージを提案した友人A(女性)が、1人で目についたお店の店員さんに声をかけにいった。しかし、そのお店には空席もたくさんあり、手の空いたスタッフもたくさんいたにもかかわらず、「手が空いていない」という理由によりあっけなく振られてしまった。

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断られたお店。暇そうに見えるが・・・

「えーなんで」などと不平不満を言いながら歩いていると、すぐに別の激安マッサージ屋を発見した。今度は友人B(男性)が声をかけにいくと、すぐに店の中へと通してもらえた。

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私たちが入ったお店

全身マッサージコースを選択した私たちは、店の奥へと連れて行かれた。てっきり店頭のソファーで行うものと思っていたため、少々驚いた。

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店の奥は意外と広かった

生活感の溢れる通路を抜け、店の奥までいくと、赤いカーテンで仕切られた座敷が広がっていた。

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薄暗く、怪しげな座敷

怪しい場所だなと警戒しつつ、前を歩く友人B(男性)について行こうとすると、全身マッサージだからという理由により、男女で部屋を分けられた。

 

私と友人A(女性)は手前の部屋、友人Bと友人C(男性)は、奥の部屋へと連れて行かれた。

 

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驚くほど手抜きなマッサージをされる私たち

通されたそこは、あまりにも怪しげな空間だった。店頭ではエアコン完備をやたらと推していたはずなのに、実際はボロボロの扇風機が悲しげにゆっくりと回転しているだけだし、布団も枕も壁も、全て薄汚れていた。何より、あまりにも薄暗すぎる。上の写真はフラッシュを焚いて撮影したもので、実際はこの写真よりもずっと暗かった。そこには、小学校で習った発展途上国のイメージが、そのままの形で存在していた。

肝心のマッサージはというと、300円を払う価値もないような、超テキトーな素人マッサージだった。部屋に通されてから5分以上経ってやっとマッサージ師が登場。スマホでしっかりタイマーをセットしたあと、数分間ほとんど力の入っていないテキトーなマッサージをされた。あまりにも力が入っていないため強めの施術を希望すると、今度はいきなり背中の上に立ちひたすら踏みつけられ、そして休憩のために去り、15分ほど戻らなかったのだ。背中を小太りのおばさんにひたすら踏まれ、その重みに耐えている時、私は一体なにをしているのだろうか・・・とついつい感慨深くなってしまった。

日本は過剰サービスであるとはよく言うが、そのような背景を抜きにしても、いくらなんでも酷いサービスだったと思う。(なお上と下の写真は、施術者が休憩のために途中退席し、暇になったため撮影できたものである)

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私たちが施術される横でスマホゲームを楽しむ子供

マッサージをされている間、横ではなぜか子供がスマホゲームを楽しんでいた。子供よ、君はこんなロクでもない商売をする大人になってはいけないよ、生育環境としては最悪だけど、頑張って這い上がって立派な人になっておくれ、と心の中で呟いた。

 

そうこうしている間に30分が経過し、私たちはそそくさと外に追い出され、店頭でお金を支払った。部屋を分けられていた男性2人はまだ出てきていなかった。

 

5分後、友人B、C(男性)がそれぞれバラバラに部屋から出てきた。なぜか2人とも、顔色が悪く放心状態だった。明らかに様子がおかしいため事情を聞くと、すさまじい返答が返ってきた。

 

簡単に言うと、2人は1人ずつ部屋を分けられ、布団に横になった状態で何人ものセクシーなお姉さんに取り囲まれ、「お金を払えばいくらでもセクシーなサービスをしてあげますよ」と交渉されていたようだった。私の担当だった背中踏みおばさんはこのお店のオーナーで、途中退席をしていた間、友人Bに詰め寄り値段交渉を行っていたようだった。値段は日本円にして8000円〜10000円と破格らしいのだが、あまりにもお姉さんたちが強引すぎて、ただただ恐ろしかったようである。彼らはもちろん最後まで断り続け、何もサービスを受けずに帰ってきた。

 

後日、改めて同じオールドマーケットにある超高級マッサージ屋で施術してもらったところ、大変素晴らしいサービスを受けることが出来た。

東南アジアでは、マッサージが目的なのであれば、あまり安いお店には入らないこと、そしてよくよく下調べをしてから入店することをお勧めする。

 

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